カウンターポイントリサーチ (英文名: Counterpoint Research 以下、カウンターポイントリサーチ社)は、ADAS/AD向けセンサーのグローバル市場は、2035年までに610億ドルに達する見込みであるという調査結果を含むGlobal Autonomous Vehicle Sensors Forecast, Q3 2025による最新調査を発表致しました。
カメラ、レーダー、イメージングレーダー、LiDARを含む自動運転車向けセンサーのグローバル市場は、2035年にかけて力強い成長が見込まれます。この成長は、車両安全規制の強化、センサーおよび半導体技術の急速な進歩、ならびにレベル2+システム(高速道路でのハンズオフ走行や、都市部の高密度環境における運転支援など)の採用拡大、加えてSAEレベル3およびレベル4の完全自動運転車の普及によって牽引されると考えられます。
カウンターポイントリサーチ社のGlobal Autonomous Vehicle Sensors Forecast, Q3 2025によると、ADAS (Advanced Driver Assistance Systems 先進運転支援システム)およびAD (Autonomous Driving 自動運転)向けセンサーのグローバル市場は、2035年までに610億ドルに達する見込みであると予測されています。
図1: ADAS/ADセンサーグローバル市場規模(10億ドル単位)とセグメント別成長率

出典: カウンターポイントリサーチ社 Global Autonomous Vehicle Sensors Forecast
カメラセンサーは数量ベースで最大のセグメントであり続ける見通しで、ブレーキ、レーンキープ、ドライバーモニタリングシステムへの広範な搭載を背景に、2035年には市場規模が200億ドルへ拡大すると見込まれます。一方、LiDARとイメージングレーダーは金額ベースで最も成長の速いセグメントの一つになると予測され、自動車メーカーが高度な運転自動化機能に向けて、より高解像度の認識性能と冗長性を追求する中、2035年までに両者合計で市場規模が280億ドルに達すると見込まれます。
カウンターポイントリサーチ社シニアアナリストMohit Sharmaは次の通り述べています。
「自動運転車のセンサーアーキテクチャはますます複雑化しており、OEMはマルチセンサーフュージョンへと明確に舵を切っています。また、イメージングレーダーとソリッドステート式LiDARは、量産に必要なコストおよび信頼性のしきい値に急速に到達しつつあります。」
カウンターポイントリサーチ社のGlobal Autonomous Vehicle Sensors Forecastでは、4Dイメージングレーダーを主要な成長技術として位置付けています。4Dイメージングレーダーは、従来型レーダーに比べて角度分解能や物体識別性能が向上しつつ、視界不良な条件下においても堅牢な性能を維持できる点が特長です。ソリッドステート式LiDARの採用も加速しており、Huawei、Hesai、RoboSenseなど中国メーカーによる部品コストの急速な低下に加え、セントラライズド・コンピュート・プラットフォームへの統合が進んでいることが追い風となっています。
数量面では、中国がカメラ、レーダー、LiDARを含むADAS/ADセンサーの世界的な採用をリードしています。これは、レベル2+車両の普及率が高いことに加え、将来的にSAEレベル3およびレベル4の完全自動運転車が増加する見通しに支えられています。欧州および北米も重要市場であり、安全規制および自動運転関連規制により強くフォーカスしていることから、カメラ、イメージングレーダー、LiDARの導入において最前線に立つと見込まれます。
センサー、認識ソフトウェア、セントラライズド・ビークル・コンピューティングの融合が進むことも、センサー・パートナーを評価するうえで自動車メーカーが重視する要素です。自動車メーカーは、SDV (Software Defined Vehicle ソフトウェア・デファインド・ビークル)アーキテクチャへの移行を加速させることで、高度な自動化機能やOTA(Over-the-Air)による機能アップグレードを支える体制を整えています。
カウンターポイントリサーチ社シニアアナリストMurtuza Aliは次の通り述べています。
「センサーのイノベーションは、SDVとセントラライズド・コンピュート・アーキテクチャの台頭と密接に結び付いています。ハードウェア性能を、認識ソフトウェア、機能安全、スケーラブルな量産に整合させられるサプライヤーが、車両自律性の進展に伴って価値を獲得するうえで最も有利な立場に立つことでしょう。」
自動運転車市場の拡大は、センサーサプライヤーにとって大きな成長機会をもたらす一方で、OEMはコスト最適化の観点からマルチソース戦略を検討していくと見込まれます。早期にデザインウィンを確保し、スケーラブルな量産を支援できるサプライヤーは、今後10年で自動運転車がマス市場フェーズへ移行するにつれて恩恵を受けることでしょう。
本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://counterpointresearch.com/en/reports/global-adas-and-autonomous-vehicle-sensor-forecast-q3-2025
*本プレスリリースは2025年12月24日に発表されたプレスリリースの日本語版です。原文はこちらをご参照ください。
https://counterpointresearch.com/en/insights/adas-ad-sensors-market-to-reach-61-billion-by-2035
今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。 (調査時期:2025年10月1日~2025年12月24日)
【カウンターポイントリサーチ社概要】
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