カウンターポイントリサーチ (英文名: Counterpoint Research 以下、カウンターポイントリサーチ社)は、Samsungは2026年第1四半期のメモリー市場で売上高504億ドルを記録し、首位となったという調査結果を含むMemory Trackerによる最新調査を発表致しました。
Samsung Electronicsは、2026年第1四半期の暫定業績で売上高908億ドル(133兆ウォン)、営業利益389億ドル(57.2兆ウォン)を計上し、過去最高を更新しました。この業績は、世界の主要企業の直近四半期営業利益の大半を上回る水準となっています。
カウンターポイントリサーチ社の最新調査Memory Trackerによると、Samsungは2026年第1四半期のメモリー市場で売上高504億ドルを記録し、首位となりました。DRAMおよびNANDの両分野で過去最高を更新し、それぞれ370億ドル、134億ドルの売上高を計上しました。これは、前回のサイクルのピークである2018年第3四半期の189億ドルと比較して2.7倍に相当します。
カウンターポイントリサーチ社の最新調査Memory Price Trackerでは、供給に対して需要が強い状況を背景に、第2四半期もさらなる価格上昇が見込まれており、モバイル向けでは80%超、PC向けでは50%超の値上がりが予想されています。このため、Samsungの利益は第2四半期にさらに拡大すると予測されており、2026年通年の業績も過去に例のない水準に達する見通しです。
図: 営業利益・Samsungの2026年第1四半期と世界主要企業の2025年第4四半期比較

出典: カウンターポイントリサーチ社Memory Tracker
カウンターポイントリサーチ社シニアアナリストJeongku Choiは次の通り述べています。
「Samsungの好業績は今後も続くと見込まれます。すべての分野で旺盛な需要が見られ、従来型DRAMの高収益性を押し上げています。この傾向は、大規模な供給拡張が現実化するとみられる2027年まで続く可能性が高いことでしょう。HBM4分野では、Samsungは1c-nmプロセスベースのコアダイと4nmファウンドリベースのベースダイを採用することでリーダーシップを固めつつあり、発展途上にあるHBM4e市場において有利な立場にあります。」
ただし、この短期的な利益急増を長期成長につなげるには、社内の結束を強めるとともに、顧客中心の製品戦略へ転換していく必要があります。
Choi氏はさらに次の通り付け加えています。
「メモリー業界のパラダイムは、汎用品の大量生産から、顧客統合型のビジネスモデルへと移行しつつあります。カスタムHBMは次世代から主流になる見通しであり、従来型DRAMにおいても、大口顧客は長期契約(LTA)を通じて最適な数量を安定的に確保しようとする動きを強めています。Samsungは現在の成功に安住してはなりません。むしろ、重要人材の流出防止と次世代技術への投資に全力を注ぎ、『Super Gap』の優位性を維持する必要があります。今こそ、Samsungが次の飛躍に踏み出すべき重要な局面です。」
本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://counterpointresearch.com/en/reports/memory-tracker-and-forecast-insights-report-Q4-2025
*本プレスリリースは2024年4月9日に発表された分析記事の日本語版です。原文はこちらをご参照ください。
https://counterpointresearch.com/en/insights/Samsung-Hits-Record-Profit-as-Memory-Revenue-Soars-to-$50.4-Billion
今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。
【カウンターポイントリサーチ社概要】
テクノロジーエコシステム全体にわたる製品を専門とするグローバル市場調査会社です。世界の主要なイノベーションハブ、製造クラスター、商業センターに拠点を構え、スマートフォンOEM、チップメーカー、チャネル企業、大手テクノロジー企業など、幅広いクライアント様にサービスを提供しています。経験豊富な専門家が率いる当社のアナリストチームは、経営幹部から戦略、アナリストリレーション(AR)、市場情報(MI)、ビジネスインテリジェンス(BI)、製品・マーケティングの各分野のプロフェッショナルまで、企業全体のステークホルダーと連携し、市場データ、業界のソートリーダーシップ、コンサルティングといった幅広いサービスを提供しています。
公式ウェブサイト: https://japan.counterpointresearch.com/