カウンターポイントリサーチ (英文名: Counterpoint Research 以下、カウンターポイントリサーチ)は、2026年第1四半期グローバル車載CID/DICディスプレイ需要は前年同期比2%減少したという調査結果を含むQuarterly Automotive Display Tracker – CID and DIC, Q2 2026による最新調査を発表致しました。


カウンターポイントリサーチの調査Quarterly Automotive Display Tracker – CID and DIC, Q2 2026によると、2026年第1四半期のグローバル車載CID/DIC(Center Information Display/Digital Instrument Cluster)ディスプレイ需要は、前年同期比2%減少しました。前四半期比では15%減と、より大きな落ち込みとなりましたが、これは2025年第4四半期の季節需要が強かったことが背景にあります。根本的な弱さは、自動車市場全体の減速に起因しており、特に中国OEM、中でもBYDおよびChanganグループの減速が主な要因となっています。

 

図: バックプレーン種類別グローバル車載CID/DICディスプレイ需要シェア・
2024年〜2026年第1四半期の比較

出典: カウンターポイントリサーチ Quarterly Automotive Display Tracker – CID and DIC, Q2 2026

 

技術構成には大きな変化は見られません。LCDは2026年第1四半期も需要の98.7%を占め、圧倒的な主流であり続けています。ただし、2024年第1四半期の99.1%からはわずかに低下しました。同期間に、MiniLED LCDのシェアは0.5%から0.6%へ、OLEDは0.4%から0.7%へ上昇しました。これらのプレミアム技術を採用する車種はまだ限られているものの、ディスプレイをより際立たせる車内デザインの採用を背景に、着実な増加傾向が見られます。

より顕著な変化は、バックプレーン側に見られます。2026年第1四半期のLTPS (Low-Temperature Polycrystalline Silicon) の需要シェアは18.8%となり、2024年第1四半期の11%から上昇しました。この増加の背景には、ディスプレイサイズの移行があり、同期間に、10インチ未満のセグメントの需要シェアは46%から35%へ縮小した一方、10〜20インチのセグメントは54%から65%へ拡大しました。ディスプレイの大型化は、高解像度化や画質要件の高度化に直結します。また、10〜20インチのセグメント内でも、LTPSのシェアは20%から28%へ上昇しました。

数量面では短期的な調整局面に入っているものの、ディスプレイの大型化とLTPSへの移行に象徴される製品ミックスの高度化は、着実に進んでいます。

カウンターポイントリサーチのアソシエイトディレクターGuillaume Chansinは、次の通り述べています。
「自動車メーカーは、LTPSを採用したLCDパネルを求めています。LTPSは、高解像度、スリムなベゼル、低消費電力を実現できるからです。これらは、コンシューマーエレクトロニクスでは広く見られる特徴です。スマートフォンではOLED技術が主流となり、IT機器向けでもシェアを拡大しているため、LTPS LCDの余剰生産能力が車載向けに振り向けられています。」

本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://counterpointresearch.com/en/reports/quarterly-automotive-display-cid-and-dic-tracker-q2-2026

*本プレスリリースは2026年7月28日に発表されたプレスリリースの日本語版です。原文はこちらをご参照ください。
https://counterpointresearch.com/en/insights/automotive-cid-dic-display-demand-falls-2percent-yoy-in-q1-2026

今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。

【カウンターポイントリサーチ概要】
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