カウンターポイントリサーチ (英文名: Counterpoint Research 以下、カウンターポイントリサーチ)は、2026年のグローバル全体のディスプレイ製造装置投資は前年比53%増になると予測されているという市場予測を含むQuarterly Display Capex and Equipment Market Share Report, Q2 2026による最新調査を発表致しました。


カウンターポイントリサーチは、グローバルディスプレイ設備投資見通しにおける対象期間を従来の2028年から2030年まで拡大いたしました。2023年から2030年にかけて、グローバルディスプレイ製造装置投資全体に占めるOLEDの割合は76%になると予測されています。一方、LCDは21%、Micro-OLEDは3%となる予測です。

カウンターポイントリサーチの最新調査Quarterly Display Capex and Equipment Market Share Report, Q2 2026によると、2026年のグローバル全体のディスプレイ製造装置投資の成長率は前年比53%増になると予測されています。このうち、OLEDの成長率は前年比77%増、LCDは同じく前年比1%増となる見込みです。2026年の主な成長ドライバーとして、OLEDにおいてはVisionox V5、CSOT t8、Tianma TM18 Phase 3-1が挙げられ、LCDではTianma TM19 Phase 3が中心となる見通しです。

 

図1: 技術別ディスプレイ製造装置投資額の割合

出典: カウンターポイントリサーチ Display Capex and Equipment Market Share Report

 

さらに、各パネルメーカーはOLEDの画素形成方式を確定させており、Visionoxは現在、Gen 6 V3において、ファインメタルマスク(FMM)蒸着ではなくフォトパターニング技術を用いてスマートウォッチ向けパネルを量産しています。一方、CSOTはt5ラインでRGBインクジェット技術を用い、ノートPCおよびモニター向けパネルを量産する計画です。

 

図2: OLEDファブにおける画素形成方式

出典:カウンターポイントリサーチ Display Capex and Equipment Market Share Report

 

現時点では、FMM以外のOLED画素形成方式は歩留まりの低さという課題を抱えていますが、量産が進むにつれて改善していくと見込まれます。また、Samsung DisplayとLG Displayも、フォトパターニング技術の開発を進めています。

HKCは6月頃にIPOを実施する見通しで、そこで得られる資金はGen 6 OLED投資に充てられると予想されます。HKCは主にGen 8.6ファブでLCD TVパネルを生産していますが、Gen 6 LCDへの投資も確認されています。この投資では、日本のJDI茂原工場から移設された装置に加え、一部の新規装置も活用される予定です。

カウンターポイントリサーチのDisplay Equipment Spending Serviceに関しまして

カウンターポイントリサーチのQuarterly Display Capex and Equipment Market Share Reportは、OLED、LCD、Micro-OLEDファブのスケジュール、OLEDおよびLCDの生産能力、LCD・OLED・Micro-OLED製造装置の市場規模、さらに80のセグメントにわたる予測とシェアを対象として、ディスプレイ製造装置分野で利用される技術をトラッキング調査しております。
加えて、ファブ別・装置タイプ別のすべてのデザインウィンと台数をトラッキングし、130社を超えるディスプレイ製造装置サプライヤーについて四半期売上高を提供しています。Excelレポートには、数値の背景、サプライチェーンに関するインサイト、主要プロセスごとの標準的なプロセスフローを解説するインサイトレポートも付属しています。

本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://japan.counterpointresearch.com/coverage/display-tracker-forecast-report/

*本プレスリリースは2026年5月19日に発表されたプレスリリースの日本語版です。原文はこちらをご参照ください。
https://counterpointresearch.com/en/insights/2026-display-equipment-spending-to-rise-53-percent-yoy-driven-by-g8-point-7-it-oled-investments

今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。

【カウンターポイントリサーチ概要】
テクノロジーエコシステム全体にわたる製品を専門とするグローバル市場調査会社です。世界の主要なイノベーションハブ、製造クラスター、商業センターに拠点を構え、スマートフォンOEM、チップメーカー、チャネル企業、大手テクノロジー企業など、幅広いクライアント様にサービスを提供しています。経験豊富な専門家が率いる当社のアナリストチームは、経営幹部から戦略、アナリストリレーション(AR)、市場情報(MI)、ビジネスインテリジェンス(BI)、製品・マーケティングの各分野のプロフェッショナルまで、企業全体のステークホルダーと連携し、市場データ、業界のソートリーダーシップ、コンサルティングといった幅広いサービスを提供しています。
公式ウェブサイト: https://japan.counterpointresearch.com/