カウンターポイントリサーチ (英文名: Counterpoint Research 以下、カウンターポイントリサーチ社)は、2026年第1四半期のメモリ価格は現時点で前期比80~90%上昇しており、前例のない過去最高水準の急騰となっているという市場予測を含むMemory Price Tracker February Issueによる最新調査を発表致しました。
カウンターポイントリサーチ社のMemory Price Tracker February Issueによると、2026年第1四半期のメモリ価格は現時点で前期比80~90%上昇しており、前例のない過去最高水準の急騰となっています。上昇の主な要因は、汎用サーバー向けDRAMの価格が急騰していることにあります。さらに、2025年第4四半期は比較的落ち着いていたNANDも、2026年第1四半期に入って前期比80~90%の上昇が並行して進んでいます。一部のHBM3e製品の値上がりも重なり、市場は全セグメントで一気に上昇基調へと転じています。
サーバー向けメモリの例では、64GB RDIMMの固定契約価格が2025年第4四半期の450ドルから、2026年第1四半期には900ドル超へ急騰しており、2026年第2四半期には1,000ドルを超える可能性も高いと見られます。
図:PC/サーバー向けメモリの価格動向・2025年第二四半期~2026年第二四半期(2026年は予測数値)

出典: カウンターポイントリサーチ社Memory Tracker
カウンターポイントリサーチ社シニアアナリストJeongku Choiは次の通り述べています。
「デバイスメーカーにとっては二重苦となっています。部材コストの上昇と消費者の購買力低下が同時に進むことで、四半期が進むにつれて需要が鈍化する可能性があります。この状況では、OEMは調達パターンを見直すか、より高付加価値なプレミアムモデルに注力し、価格上昇を提供価値の向上で正当化することが求められます。」
スマートフォンメーカーは、搭載DRAM容量の削減や、TLC SSDをより低コストなQLC代替品へ置き換える動きを進めています。同時に、現在供給が逼迫しているLPDDR4の発注が減少し、最新DRAM規格に対応した新しいエントリー向けチップセットの投入を追い風に、LPDDR5の発注が増加するという明確なトレンドが見られます。
Choiはさらに次の通り述べています。
「メモリの収益性は、前例のない水準に達すると見込まれます。2025年第4四半期にはDRAMの営業利益率がすでに60%台に達しており、汎用DRAMの利益率がHBMを上回ったのはこれが初となります。2026年第1四半期は、DRAMの利益率が歴史的なピークを初めて更新する局面になる見通しです。もっとも、これがニューノーマルになるのか、あるいは、現時点では堅調に見える一方で、次のダウンサイクルがより厳しく見えるほどの非常に高いハードルになるのかが今後の焦点になることでしょう。」
本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://counterpointresearch.com/en/reports/memory-price-tracker-feb-2026
*本プレスリリースは2026年2月6日に発表されたプレスリリースの日本語版です。原文はこちらをご参照ください。
https://counterpointresearch.com/en/insights/Memory-Prices-Surge-Up-to-90-From-Q4-2025
今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。 (調査時期:2025年10月1日~2026年2月4日)
【カウンターポイントリサーチ社概要】
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公式ウェブサイト: https://japan.counterpointresearch.com/