カウンターポイントリサーチ (英文名: Counterpoint Research 以下、カウンターポイントリサーチ社)は、2025年のMicroLEDディスプレイの総売上高は前年比150%増となったという調査結果を含むMicroLED Display Technology and Market Outlook Reportによる最新調査を発表致しました。


カウンターポイントリサーチ社の最新レポートMicroLED Display Technology and Market Outlook Reportによると、2025年のMicroLEDディスプレイの総売上高は前年比150%増となりました。MicroLED ライトエンジンを搭載した複数のARスマートグラスが商用ローンチされたことで出荷が急増し、市場成長を後押ししました。2025年はARグラスがMicroLED売上高の58%を占め、同年最大の用途セグメントとなりました。

一方、テレビおよびウェアラブル領域では、MicroLEDは依然としてニッチな技術であり、コスト面でLCDやOLEDと競合できる段階には至っていません。ただし両セグメントにおいて、MicroLED製品のプレミアム価格は、高輝度、優れたコントラスト、そしてOLEDより長寿命が期待される点によって正当化されています。初のMicroLEDスマートウォッチとしてGarminのfēnix 8 Proが成功裏に市場投入されたことは、サプライチェーンにとって前向きな兆候であり、また、パネルメーカーのAUOがOEM各社の要求を満たせることを示した点でも意義があります。

カウンターポイントリサーチ社アソシエイトディレクターGuillaume Chansinは次の通り述べています。
「2年前、AppleがMicroLEDパネルの量産計画を中止した決定は、業界に大きな衝撃を与えました。その後の再編・統合期間を経て、残ったプレイヤーはMicroLEDに依然として将来性があることを示し始めています。焦点は量よりも価値提案と差別化へと移っています。」

図:用途別MicroLEDディスプレイ売上高シェア

出典: カウンターポイントリサーチ社

2026年には、テレビ向けが売上高シェア最大のセグメントになる見通しです。Samsungは数年来MicroLEDテレビ市場を牽引してきましたが、現在は中国ブランドのTCLおよびHisenseとの競争に直面しています。競争激化により価格低下と販売増が期待される一方で、MicroLEDテレビは引き続きOLEDおよびMiniLEDテレビより大幅に高い価格帯に位置付けられるとみられます。

また、自動車用途向けパネルも2026年に出荷開始が見込まれており、売上高の2%を占める見通しです。MicroLEDは独自のデザインにおける可能性に加え、OLEDより高い信頼性があり、パネルメーカー各社は、透明MicroLEDディスプレイや高輝度ヘッドアップディスプレイ(HUD)などをベースとした概念実証(PoC)を既に提示しています。

カウンターポイントリサーチ社MicroLED Display Technology and Market Outlook Reportでは、用途別に2029年までの市場予測を収録し、量産に向けた重要トピックであるマストランスファー技術や、量子ドットによるカラーコンバージョンなど、MicroLEDに関する主要論点を包括的に扱っています。本レポートは、主にディスプレイ関連サプライチェーンの企業、およびMicroLEDの最新動向を把握する必要があるエンドユーザー企業向けとして作成されています。

本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://japan.counterpointresearch.com/coverage/display-tracker-forecast-report/

*本プレスリリースは2026年2月11日に発表されたプレスリリースの日本語版です。原文はこちらをご参照ください。
https://counterpointresearch.com/en/insights/microled-display-revenues-grow-150-percent-in-2025-boosted-by-ar-smart-glasses

今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。

【カウンターポイントリサーチ社概要】
テクノロジーエコシステム全体にわたる製品を専門とするグローバル市場調査会社です。世界の主要なイノベーションハブ、製造クラスター、商業センターに拠点を構え、スマートフォンOEM、チップメーカー、チャネル企業、大手テクノロジー企業など、幅広いクライアント様にサービスを提供しています。経験豊富な専門家が率いる当社のアナリストチームは、経営幹部から戦略、アナリストリレーション(AR)、市場情報(MI)、ビジネスインテリジェンス(BI)、製品・マーケティングの各分野のプロフェッショナルまで、企業全体のステークホルダーと連携し、市場データ、業界のソートリーダーシップ、コンサルティングといった幅広いサービスを提供しています。
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