【ニューデリー、北京、ベルリン、ブエノスアイレス、フォートコリンズ、香港、ロンドン、ソウル、台北、東京 – 2025年10月1日】

主なポイント
・インドの中古スマートフォン販売は、2025年上半期に前年同期比4.9%増加しました。これは第2四半期の好調な売上が牽引した形です。成長率は鈍化していますが、需要は高く、Appleはブランド別で最も高い成長率を記録しています。
・中古iPhoneユーザーの大多数は依然としてベースモデルを選択していますが、需要はProモデルや大容量ストレージモデルへとシフトしており、そこに大きな価値が存在します。
・消費者は、iPhone 13および14シリーズ、SamsungのGalaxy S21、S22、S23シリーズなど、最新世代のプレミアムフラッグシップモデルを求める傾向が高まっています。

インドの中古スマートフォン市場は、過去4年間成長軌道に乗っています。カウンターポイントリサーチのグローバル中古スマートフォン市場レポートによると、インドの中古スマートフォン販売は2025年上半期に4.9%増加しました。第1四半期は季節的な要因で低調でしたが、第2四半期は業界にとって待望の追い風となりました。供給不足が引き続き成長を阻害しており、特に最新モデルの需要は、消費者が最新世代のプレミアムフラッグシップモデルを求める傾向が強まっています。さらに、保証範囲とデバイスの真正性への関心が高まり、盗難品や未検証のデバイスを積極的に避ける傾向が見られます。

Appleはブランド別で最も高い成長率を記録し、中古iPhoneユーザーの大多数は引き続きベースモデルを選択しています。しかし、ここ数四半期、インドではProモデルのiPhone需要が高まっており、これらのプレミアムモデルの供給不足により、需要が満たされていない状況となっています。実際、中古市場におけるProモデルのiPhoneのシェアは、新品スマートフォン市場におけるシェアを上回っています。

Volume Growing But Growth Rate Declining
India Refurbished Smartphone Sales with Growth Rate, H1 2021 to H1 2025

iPhone 17の発売後、インドの中古スマートフォン市場は、需要、下取り価格、平均販売価格(ASP)の上昇が見込まれています。iPhone 16シリーズと15シリーズのASPは、供給が限られているため、通常よりも下落幅が小さいと予測されています。一方、ProおよびPro Maxモデルは、持続的な需要を背景に、高い価格を維持する見込みです。

Access to the full report here: India’s Evolving Refurbished Smartphone Growth Story: Shifting Demand From iPhone Base Models to Pro Variants

【カウンターポイントリサーチについて】
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