カウンターポイントリサーチ (英文名: Counterpoint Research 以下、カウンターポイントリサーチ社)は、2026年1月時点のグローバルスマートフォン平均バッテリー容量は5291mAhとなり、前年同月比で約400mAh増加したという調査結果を含むGlobal Handset Model Sales Trackerによる最新調査を発表致しました。


カウンターポイントリサーチの最新調査Global Handset Model Sales Trackerによると、2026年1月時点のグローバルスマートフォン平均バッテリー容量は5291mAhとなり、前年同月比で約400mAh増加しました。これは2021年12月以降で最大の前年比増加幅です。この成長は主に中国OEMによって牽引されたもので、各社は大容量バッテリーを、分かりやすく訴求しやすいアップグレード要素として活用すると同時に、消費者の購入判断における重要な要素である電池持ちの改善にも対応しています。

同時に、シリコンカーボン(SiC)電池への移行によって、端末を厚くしたり重くしたりすることなく容量を増やすことが可能になっており、高容量スマートフォンへの移行を加速させています。その結果、6000mAh以上のバッテリーを搭載したスマートフォンは、2026年1月のグローバルスマートフォン販売の29%を占め、2025年1月のわずか10%から大幅に上昇しました。

vivo、Xiaomi、OPPO、HONORを含む中国OEMがこの流れを主導しており、2026年1月の6000mAh以上スマートフォン売れ筋トップ10をすべて中国勢が占めました。このうち6モデルはSiC電池技術を採用しており、その普及拡大を示しています。

図: 6000mAh以上のバッテリーを搭載したスマートフォン売れ筋トップ10・2026年1月

出典: カウンターポイントリサーチ社Global Monthly Handset Model Sales (Sell-Through) Tracker, January 2026

XiaomiのRedmi 15C 4Gは、6000mAh以上のセグメントで最も売れたスマートフォンとなり、販売シェア3.6%を獲得しました。手頃な価格と世界的な広い供給展開がその背景にあります。Xiaomiはさらに、Redmi 15 4GとRedmi 15 5Gの2モデルを加え、このセグメントにおけるポートフォリオ主導の展開戦略を強化しました。一方、HONOR X70 5Gは8300mAhと最も大きいバッテリー容量を備え、第3世代のQinghai Lake電池技術と、有線・無線の両方に対応する80W急速充電を搭載しています。

地域ごとの展開状況と差異に関して、カウンターポイントリサーチ社シニアアナリストHarshit Rastogiは次の通り述べています。
「特筆すべきは、6000mAh以上のセグメントで売れ筋トップ10に入ったスマートフォンのうち6機種が中国限定モデルである点です。これは、この地域における電池技術の急速な進歩と、高容量バッテリーをまず自国市場に投入するというブランド戦略の両方を浮き彫りにしています。バッテリーサイズに関する各国の規制も一因であり、同等容量の製品を世界市場に迅速に投入することを難しくしています。一方、中国以外の多くのOEMは、技術の成熟を待つか、全固体電池のような代替技術を模索し続けています。その結果、中国は平均バッテリー容量において、世界のその他地域に対して1000mAh以上先行する状況を作り出しています。」

見通しに関して、カウンターポイントリサーチ社シニアアナリストKarn Chauhanは次の通り述べています。
「メモリー不足により、2026年はスマートフォン市場にとって最も厳しい年の一つとなり、出荷は前年比で約12%減少すると見込まれています。同時に、BOMコストの構造的な上昇も引き起こされるでしょう。これによりOEMは、コスト、利益率、出荷数量のバランスを取る圧力にさらされ、製品ポートフォリオの絞り込みや、より厳密なスペック最適化が進むとみられます。バッテリー容量の拡大は今後も続くものの、そのペースは鈍化し、SiCの採用も短期的には落ち着く可能性があります。業界は2027年に重要な技術的マイルストーンの達成を目指し、その後2028年に本格量産へ進む見通しです。」

本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://japan.counterpointresearch.com/coverage/smartphone-tracker-forecast-report/

*本プレスリリースは2026年3月25日に発表されたプレスリリースの日本語版です。原文はこちらをご参照ください。
https://counterpointresearch.com/en/insights/Six-of-Top-10-6000mAh-Battery-Capacity-Smartphones-Featured-SiC-in-January-2026-as-Chinese-OEMs-Dominated

今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。

【カウンターポイントリサーチ社概要】
テクノロジーエコシステム全体にわたる製品を専門とするグローバル市場調査会社です。世界の主要なイノベーションハブ、製造クラスター、商業センターに拠点を構え、スマートフォンOEM、チップメーカー、チャネル企業、大手テクノロジー企業など、幅広いクライアント様にサービスを提供しています。経験豊富な専門家が率いる当社のアナリストチームは、経営幹部から戦略、アナリストリレーション(AR)、市場情報(MI)、ビジネスインテリジェンス(BI)、製品・マーケティングの各分野のプロフェッショナルまで、企業全体のステークホルダーと連携し、市場データ、業界のソートリーダーシップ、コンサルティングといった幅広いサービスを提供しています。
公式ウェブサイト: https://japan.counterpointresearch.com/