世界のスマートウォッチのシェア：四半期毎

2024.12.06| Data|

世界のスマートウォッチのシェア： 2024年第3四半期

世界のスマートウォッチ出荷は、2024年第3四半期に前年同期比9%減少しました。Appleが21%のシェアで首位、それを追うのがHuaweiとSamsungです。
2024年第3四半期におけるトップ10社のなかで、XiaomiとHuaweiが対前年で最も高い成長率をみせています。一方でAppleは前年同期比15%もの落ち込みです。Watch S10シリーズには、旧機種のWatch S9シリーズほどの需要がみられませんでした。
25%のシェアをもって、インドは2024年第3四半期の世界のスマートウォッチの最大の出荷先となりました。中国は、Huawei、BBK（Imoo）、Xiaomiの好調のおかげで、前年同期比24%と最も出荷の伸び率が高くなりました。
北米では、Apple、Samsung、Garmin のおかげでHLOSスマートウォッチのシェアが他のどこよりも高く、87%に達しています。
Appleは2024年第3四半期の世界のスマートウォッチ出荷の首位で、21%のシェアを獲得しています。これにHuawei（14%）とSamsung（11%）が続いています。

世界のスマートウォッチ出荷は、2024年第2四半期に前年同期比9%減少しました。ベーシックなスマートウォッチが売れなかったことが響きました。
Xiaomiは初めて第3位にランクインしました。この3四半期にわたって売れ行きが好調でした。
Huawei、BBK（Imoo）、Xiaomiを含む中国メーカーが、中国国内における出荷を牽引し、国内メーカーのシェアは2024年第2四半期に過去最高に達しました。一方でインドへの出荷は過去初めて減少しました。これは買い替えサイクルが伸びて在庫が積みあがったためです。
北米ではHLOS（サードパーティのアプリをインストール可能な高機能ＯＳ）搭載スマートウォッチの出荷が前年同期比16%減少しました。AppleとFitbitの低迷が原因です。その一方でGarminは前年同期比11%の成長をみせました。

Source: Global Smartwatch Shipments by Model Quarterly Tracker

世界のスマートウォッチの出荷は2024年第1四半期に前年同期比2%減少しました。
2024年第1四半期のトップ10社の中で、Xiaomi、BBK（Imoo）、Huaweiが最速で対前年比の成長を果たしました。Appleは前年同期比20%落ち込みました。その要因として、北米市場の縮小、医療機器メーカーMasimoが起こした特許訴訟が北米市場に与えた影響、そしてHuaweiが他地域で伸びていること、があげられます。
インドが、29%のシェアをもって、2024年第1四半期の最大の市場となりました。また、中国では、Huawei、BBK（Imoo）、Xiaominなどの中国メーカーの好調によって、出荷が前年同期比15%伸びました。
北米では、Apple、Garmin、Samsungのウォッチが売れていることから、HLOS（サードパーティ製アプリをインストール可能な高機能OS）搭載のスマートウォッチが全体の86%を占めました。
2024年第1四半期の世界のスマートウォッチのシェア（出荷ベース）は以下の通りです。
○ Apple 21%
○ Huawei 10%
○ Samsung 9%
○ Others 60%