Apple iPhone Shipments Market Share (%) |
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Q1 2023 | Q2 2023 | Q3 2023 | Q4 2023 | Q1 2024 | Q2 2024 | Q3 2024 | Q4 2024 | Q1 2025 | |
iPhone Shipments Market Share within Global Smartphone Market | 21% | 17% | 16% | 23% | 17% | 16% | 17% | 23% | 19% |
- Appleのスマートフォン出荷台数は、2025年第1四半期に前年同期比12%増となり、上位5ブランドの中で最も高い伸びを記録しました。これは北米、日本、インドでの好調な業績に加え、iPhone 16eの発売が牽引役となっています。
- インドではプレミアム化の傾向が続いており、Appleの同国における出荷台数は2025年第1四半期に前年同期比29%増加しました。第2・第3層都市への進出拡大と、現地での製造・研究開発への投資が、その力強い成長を牽引しています。
- Appleは北米で出荷台数が前年同期比21%増加しました。これは、iPhone 16eの発売によりミッドレンジ製品の牽引力が高まり、競合他社を圧迫したことが要因です。市場のハイエンドデバイスへのシフトと既存の在庫バッファーが、関税懸念にもかかわらずAppleの勢いを維持する原動力となりました。
- Appleの出荷は2024年第4四半期に前年同期比1%減少しました。それでも、同社はこの四半期のトップメーカーになりました。
- 出荷減少の主な要因は、同社にとっての二大市場である米国と中国で需要が比較的弱かったことにあります。
- 一方で、インド、カリブ・中南米(CALA)、欧州、日本など新興国を含む一部の市場では出荷が伸びています。特に、CALAはAppleにとって2024年第4四半期に最も
伸びた市場となりました。
- Appleの出荷は2024年第3四半期に前年同期比5%伸び、世界第2位の地位を守っています。
- しかし、最大の市場である米国では出荷は前年同期比5%減少しました。その主要因は、買い替え率が低いことにより、需要が高まらないことにあります。中国での出荷も前年より落ちています。
- 中南米はAppleにとって2024年第3四半期にもっとも急速に立ち上がった市場でした。なかでもブラジル市場が成長を牽引しています。Appleは旧型機種の値引きをさらに積極的に実施し、組み立てもブラジルで行っています。欧州での出荷も、困難な状況にあった2023年から回復し、前年同期比二桁パーセントポイントの伸びとなっています。