カウンターポイントリサーチ (英文名: Counterpoint Research 以下、カウンターポイントリサーチ社)は、世界のAMOLED蒸着材料の売上高は、2024年に大きく伸びた後、2025年は安定化し21億ドルとなったという調査結果を含むSemi-Annual AMOLED Materials Reportによる最新調査を発表致しました。
カウンターポイントリサーチ社の最新調査Semi-Annual AMOLED Materials Reportによると、世界のAMOLED蒸着材料の売上高は、2024年に大きく伸びた後、2025年は安定化し21億ドルとなりました。これは、TV向け材料売上高が前年比5%増となり、モバイルおよびIT向けの減少分を補ったためです。
図: 2025年 アプリケーション別AMOLED材料レベニューシェア

出典: カウンターポイントリサーチ社 AMOLED Material Report
市場動向に関して、カウンターポイントリサーチ社アソシエイトディレクターGuillaume Chansinは次の通り述べています。
「TV向け材料の成長を支えた大きな要因は2つあります。1つはQD-OLED生産の継続的な拡大で、もう1つは新しいWOLED材料への移行です。この移行によりOLED TVパネルの採算性が改善しており、特に65インチ以上のセグメントでプレミアム大型OLED TVの需要拡大を後押ししています。これが結果として、2026年におけるOLED TV材料の継続的な成長を支えると見ています。」
2026年は移行期の年になると予想されており、メモリーコストの急騰によって需要が弱まり、スマートフォン出荷は2桁台の減少率となる見込みです。2026年の需要見通しに関して、カウンターポイントリサーチ社リサーチディレクターBob O’Brienは次の通り述べています。
「2026年はメモリー価格の急騰が消費者需要を冷やし込み、その結果、スマートフォン需要の落ち込みを通じて、短期的な材料売上高にも波及的な影響が出ると見ています。スマートフォンは売上高の大半を占めているため、10%超の影響が出れば、メーカーから材料サプライヤーに至るまで、サプライチェーン全体に大きな打撃となることでしょう。」
一方で、成長への影響は、堅調なITセグメント需要によってある程度緩和され、これが減少分の一部を相殺するとみられます。Bob O’Brienはさらに次の通り付け加えています。
「IT向けOLEDの需要は確実に拡大しており、特にIT向けタンデム構造がホスト材料とドーパント材料の両方を押し上げています。これは今後の業界成長を支える主要因になることでしょう。私たちは、2029年までにCAGR 38%と見込んでいます。」
*本プレスリリースは2026年3月18日に発表されたプレスリリースの日本語版です。原文はこちらをご参照ください。
https://counterpointresearch.com/en/insights/Global-AMOLED-Revenues-Stabilize-in-2025
今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。
【カウンターポイントリサーチ社概要】
テクノロジーエコシステム全体にわたる製品を専門とするグローバル市場調査会社です。世界の主要なイノベーションハブ、製造クラスター、商業センターに拠点を構え、スマートフォンOEM、チップメーカー、チャネル企業、大手テクノロジー企業など、幅広いクライアント様にサービスを提供しています。経験豊富な専門家が率いる当社のアナリストチームは、経営幹部から戦略、アナリストリレーション(AR)、市場情報(MI)、ビジネスインテリジェンス(BI)、製品・マーケティングの各分野のプロフェッショナルまで、企業全体のステークホルダーと連携し、市場データ、業界のソートリーダーシップ、コンサルティングといった幅広いサービスを提供しています。
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